①適正なエネルギーの摂取
肥満、食べすぎなどは肝臓内のコレステロールの合成を促進させてしまいます。
肥満の人は食事の量を減らすことにより体重を減らして、肥満が解消されると血液中のコレステロール値が低下します。
1日に必要なエネルギーの量は年齢、性別、運動、活動量によっても差はありますが
肥満の人は標準体重の1㎏あたり25~30kcal、肥満でない人は標準体重の1㎏あたり30~35kcalを目安にします。
例えば標準体重が60㎏の人なら1800~2100kcalくらいに抑えるようにします。
②脂質の摂り過ぎには要注意!
脂質は構成されている脂肪酸によって体への影響が異なってきます。
例えば、植物油や魚油に多く含まれている不飽和脂肪酸は、血中のコレステロールを減少させる働きがあります。
逆に、動物性の脂肪に多く含まれる飽和脂肪酸には血中のコレステロールを増加させてしまいます。
では、植物油はたくさん摂っても大丈夫なのか、というとそうではありません。
植物油に含まれる脂肪酸の1つのリノール酸は摂り過ぎるとHDLコレステロールも低下させてしまうので、注意が必要です。
オレイン酸はHDLコレステロールを下げないと知られています。
魚油に含まれるEPAやDHAには血小板凝集抑制作用という機能があって、血栓予防効果が期待されます。
したがって、肉食を減らし、魚を食べるようにしつつ植物油も適量、摂取するように心がけましょう。
③食事由来のコレステロールの制限
コレステロール値の高い人は調整能力が低下しているため、鶏卵、レバー、魚卵(いくらやたらこなど)、うになどコレステロールが多く含まれている高い食品を摂り過ぎるとコレステロール値が上昇してしてしまう可能性が高くなります。
食事からコレステロールの摂取する際の目安は1日300㎎です。
④食物繊維を摂りましょう
こんにゃく、キノコ、海藻類、リンゴなど果物には水溶性の食物繊維が多く含まれています。
この水溶性食物繊維は、コレステロール値を下げる働きがあります。
それとは反対の不溶性食物繊維(根菜などに多く含まれる)は水分を吸い、胃の中で膨張するため、満腹感が得られます。
それにより、食べ過ぎの防止が出来ます。
食物繊維の摂取目安量は1日20g~30gくらいが理想です。
⑤植物性たんぱくを摂りましょう
植物性たんぱくはコレステロールを低下させる働きがあります。
代表として、大豆たんぱくが挙げられますが、大豆たんぱくは大豆製品に多く含まれています。
したがって、納豆や、大豆、お豆腐などを食べるとコレステロール値を下げることが出来ます。
⑥抗酸化物質を摂りましょう
LDLコレステロールを減少させてくれる抗酸化物質は、活性酸素による酸化も防止してくれる働きもあります。
ビタミンC・E、βカロテン、カテキン(緑茶に多く含まれる)、ポリフェノール(赤ワインやカカオに多く含まれる)リコピン(トマトに多く含まれる)などには強い抗酸化作用が認められています。
抗酸化物質は色の濃い食品に多く含まれているので食卓を色鮮やかにするように心がけましょう。