2008年08月06日

夏痩せよりも夏太りにご注意を!

いよいよ暑い夏がやってきました。
温暖化の影響で、年々厳しい猛暑が続きます。
真夏日を通り越して、猛暑日なんていう言葉をよく耳にするようになりましたよね。
ちなみに…
夏日とは日最高気温が25℃以上の日 、
真夏日とは日最高気温が30℃以上の日、
猛暑日とは日最高気温が35℃以上の日 。

さて、暑いと食欲も落ち、いわゆる夏痩せする人が多い中、
最近では夏太りをする人の方が増えているのをご存知ですか?

外気温が体温に近いと、基礎代謝が落ちるのです。
この基礎代謝は、体温を保つのに必要なエネルギーのこと。
夏は、たくさん汗をかくために代謝が良いような錯覚に陥りますが、実はその逆なんですね。
夏に汗を自然にかくのは、体温を調節するためで、例えば運動によってかく汗のように
エネルギーを消費しているわけではないので、この自然な発汗では痩せないんです。
また、暑いからといって水分を必要以上とるとむくみの原因になります。
また、食欲がないからとついつい食べてしまう麺類もむくみを引き起こす原因となります。
アイスやプリンなど冷たいデザートもむくみを引き起こしやすく、
また、冷たいものは甘みを感じにくいので、摂り過ぎには気をつけましょう。

また、体の方は冷たいものの食べ過ぎや飲み過ぎ、
冷房の効き過ぎで、意外にも冷えているんです。  
夏の冷えは、体にも大きな負担をかけるとともに、むくみを起こします。
また、暑い屋外から涼しい屋内を行ったり来たりしていると、
自律神経のバランスを保てなくなります。
そのため、クーラーで下がってしまった体温を元に戻すことが出来なくなり、
その結果冷えた状態になってしまいます。
暑いから、という理由で湯船につからずシャワーだけで済ませたり、
クーラーの風を直であびない、冷たいものを摂り過ぎないなどの工夫が必要です。

最後に夏太りを防ぐために気をつけたい点を!

・甘い飲み物を控える⇒
カロリーが高いうえ、かえって喉が渇いて飲みすぎてしまうため。

・温かい飲み物を飲むようにする⇒
体が冷えすぎるのを防ぐ、飲みすぎるのを防ぐため。

・冷たいデザートの食べ過ぎに注意!⇒
冷たいものは甘みを感じにくいという点に加え、体を冷やしてむくみを引き起こすので、食べ過ぎには注意しましょう。

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・夏といえばビール!でも一緒に食べるつまみに注意する⇒
脂っこいつまみとビールの組み合わせは内臓に脂肪をがつきやすいため。

・脂っこい食事を摂り過ぎないようにする

・カロリーの高い食事を摂り過ぎないようにする⇒
スタミナをつけようとついヘビーな食事を選びがちですが、スタミナがつく=カロリーも高いということです。

・夏はイベントが多い!食べすぎ、飲みすぎに注意!!⇒
花火大会やお祭など、イベントも多いこの時期。夜遅くに食事を摂ったり、アルコール類も進むので、気をつけましょう。生活のリズムが崩れると、脂肪を蓄積しやすい=太りやすくなってしまいます。

・むくみを解消!⇒
むくみを引き起こす冷えに要注意!

2008年07月22日

脱水症状を未然に防ごう

梅雨も明け、いよいよ本格的な夏がやってきますね。
前回は、熱中症について書きましたが、
今回は、熱中症と並び、夏場に気をつけたい脱水症状について書きたいと思います。

脱水症状は、その名の通り体内の水分が足りなくなる症状で、
高齢者や乳幼児は特に要注意です。
更に、年を重ねると喉の渇きを覚えにくくなりますので、
高齢者の方は喉が渇いた、と感じる前にこまめに水分補給をするとよいでしょう。

人間の体は半分以上が水で出来ています。
脱水症状は、体の中の水分が10%失われると引き起こります。
症状としては、口が渇く、頭痛や吐き気、めまい、皮膚が乾燥する、体温が上がる、倦怠感(だるい)、目がくぼむ、トイレに行く回数が減る、などです。
夏の暑い時、なんどなくだるかったり、何もやる気が起きないということがある人も多いと思いますが、それは体内の水分が足りていない証拠。
また、クーラーのきいた室内では、汗をかかないので、水分不足になっていることに気づきにくくなりますので注意が必要です。
寝ている間にも汗をかきますが、寝汗は約1.5ℓかくといわれています。
起きた時には筋肉が脱水症状を起こしています。
水分が失われた状態で朝動いても、生活活動代謝は上がらないままです。
その改善策として、朝起きたらまずはコップ1杯の水を飲むように心がけましょう。
そうすることによって水分補給ができるだけでなく、
水を飲んだことで胃に刺激を与え、それが脳に到達することで体の細胞も目を覚まし、
生活活動代謝が高まります。
朝、起きぬけのコップ1杯の水分は、便通をよくする効果もあります。

また、脱水で怖いのは脳梗塞や心筋梗塞です。
体が脱水になると、血管が詰まりやすく脳梗塞を引き起こしやすくなりますので、
特に夏場のこまめな水分補給は欠かせません。
運動してたくさん汗をかいた時や、発熱や下痢、嘔吐をした時には、
水分が不足しがちですので、特に注意して水分を補給するようにしましょう。


2008年07月16日

熱中症にご用心!

梅雨に入ってから雨らしい雨も降らず、すっかり夏の陽気ですね。
気温がぐんぐん上昇し、30度を超す日が多くなってきました。
地球規模での異常気象を起こすといわれる、インド洋の海水温異常が発生している影響で、
今年も猛暑が予想されるようです。

こう暑い日が続くと、気をつけたいのが熱中症です。
今回はすでに各地で相次いでいる熱中症についてお話していきます。

人間の体には、皮膚からの放熱や発汗により、体温を下げる機能があります。
熱中症とは、外気が体温以上になったり、湿度が異常なまでに高くなると、
この放熱、発汗がうまく出来なくなってしまうため、熱中症を引き起こします。

熱中症は3つの病態に分類されます。
①熱痙攣
②熱疲労
③熱射病
医学的に、視床下部の体温を正常に保つ機能が低下し、汗が止まってしまい、体温が40℃を超えて、そのままでは死に至る極めて緊急性の高い状態を熱射病といいますが、
そのうち、太陽の光によるものは日射病と呼ばれます。
熱波により、主に高齢者に起こるもの、幼児が高温環境で起こるもの、暑熱環境での労働で起こるもの、スポーツ活動中に起こるものなどがあります。

次に、症状について簡単にご説明します。
まず、軽症の熱痙攣時の症状ですが、四肢や腹筋などに痛みをともなった痙攣を起こし、失神したりすることがあります。
対処法としては以下の通り。
衣服をゆるめて風通しをよくする、冷房が効いている所や涼しい日陰などに移動する、足先を高くして休む、こまめな水分補給

続いて、中等度の熱湿疹の症状は、めまい、疲労感、虚脱感、頭痛、湿疹名、吐き気、嘔吐などで、これらの症状がいくつか重なって起こります。
また、血圧が低下し、脈が速くなり、皮膚の蒼白、多量の発汗などショック症状がみられます。
対処法は、救急車を手配する。その間、軽症の処置に加え、体を冷やす(扇風機などで風を送る、霧吹きで体に水を吹きかける、首すじ・脇の下・脚の付け根・足首などを氷のうや冷えた缶飲料などで冷やす、ひざ下にぬれタオルなどをかけて水をかける)

最後に重症の熱射病の症状は、意識障害、おかしうな言動や行動、過呼吸、ショック症状などが、中等度の症状と重なり、起こります。
ここまでくるとかなり危険な状態なので、一刻も早く救急車を手配します。
その他の対処法は、中等症の処置を行いながら患者を観察する(顔色、発汗、問いかけへの反応、意識など)、意識がないときは吐いたものが気管に入らないよう横向きに寝かせる…など。

さて、熱中症については少しお分かりいただけましたでしょうか。
どんな病気なのかについて、少し分かってきたところで、
今度は熱中症の予防について書いていきます。

暑い時、人間の体は汗をかきます。汗をかくと汗が蒸発する時、皮膚から熱を奪います。
そうすることで、体温が上昇し過ぎないよう調節しますが、
汗を大量にかいたまま水分を補給しないでいると、汗として出る水分が足りなくなってしまい、
体内には熱がこもります。
そうすると、血液の循環が滞り、全身の機能はマヒ。最悪の場合、生命に関わる危険性も出てきます。
梅雨の中休みなどで急に気温が上昇した日や、梅雨明けの蒸し暑い日などは要注意!
予防としては、涼しい服装と、のどの渇きを覚える前からのこまめな水分補給がまず大切です。
外出するときは、外出前に水分補給、なるべく涼しい所を歩く、帽子や日傘で直射日光を防ぐ、などの注意を。 

特に、体温調節がスムーズに出来ない乳幼児や高齢者、利尿剤を使用している人、二日酔いの人や肥満の人、下痢をしている人などは特に注意が必要です。

次回は熱中症予防として一番重要な水分補給について書きたいと思います。

2008年06月18日

しっかり対策で食中毒を予防!

前回にひきつづき、特にこの梅雨時期に気をつけたい問題について、今回は食中毒についてお話していきたいと思います。

さて、食中毒を引き起こす菌には以下の3種類があります。

・病原大腸菌⇒大腸菌ですが、この大腸菌はもともと人間や家畜の腸内に存在していて、約180種類もあります。
そのうちの大半は無害なのですが、中には人に下痢を起こさせるなど害のあるものがあり、それらは病原大腸菌と呼ばれます。

・サルモネラ菌⇒食肉やたまごなどが主な原因食品。腹痛や下痢を伴います。

・腸炎ビブリオ菌⇒海産物が主な原因食品。激しい腹痛や下痢を伴います。

ここからは、特に有名なO-157についてご説明致します。

まず、O-157とは、正式名は「腸管出血性大腸菌O-157」と言い、病原大腸菌の1つです。
「O」とは、「O抗原体を持っている」と言う意味で、157番目に見つかったので、この名がついています。
感染すると激しい腹痛とともに血便となることがあるが、これはO-157が作り出す「ベロ毒素」という
強力な毒素が大腸を攻撃するため、出血が起こります。
二次感染が起こるのも特徴で、平成8年度には「指定伝染病」に指定されました。
過去の感染事例を見てみると、原因となった主な食品は、貝割れ大根や水、牛肉、キャベツなどがあります。

成人では感染しても症状が出なかったり、あっても気にならない程度の下痢だけの場合がほとんどですが、
乳幼児、小児、高齢者の方では重症に至る場合もありますので、特に注意が必要です。
また、一般の食中毒(サルモネラ菌や腸炎ビブリオなど)が100万個程度の大量の数の細菌が侵入しないと症状が現れないのに対し、O-157は100~1000個という少ない数でも発症します。
このことから、O-157の感染力の強さがうかがえます。

感染経路としては、O-157に汚染された食品を食べたり、汚染された井戸水を飲んだりすると感染します。
感染者の場合は、菌は消化管にいるので、空気感染はしません。
手を洗うなど清潔にしている保菌者の場合は、皮膚と皮膚の接触も問題はありませんし、
接触後、調理や食事の前にしっかりと手洗いをし、殺菌すれば、保菌者との接触による感染は起こりません。
また、血液中には存在しませんので、保菌者の血液からの感染もありません。
潜伏期間は3~8日間で、毒素が出るのはそれからです。
熱に弱いという特徴を持っているため、75度で加熱をすると、1分で死滅します。

それでは、O-157他、細菌性食中毒を予防するためにはどうしたらいいのでしょうか。

・食べ物に食中毒菌をつけないようにする。(清潔・洗う)
⇒食品に細菌が付着していなければ、他の条件が整っても増えません。原材料についている細菌は、よく洗い流しましょう。また、とにかく手を洗い、消毒をしましょう。
調理器具は使用目的に応じて、使い分け、十分洗浄、乾燥しましょう。
また、冷蔵庫内の二次汚染を防いだり、衛生害虫の駆除に努め、食品に細菌がつかないようにしましょう。

・食中毒菌を増やさない。(低温管理・迅速)
⇒原材料は採取された場所で、食品は流通加工の段階で二次汚染し、細菌が付着します。食品は計画的に購入するようにする(まとめ買いをして冷蔵庫で長期保存をしない)鮮度のよいもんを選ぶ、、先入れ先出しを心がけましょう。
冷蔵庫、冷凍庫への詰めすぎにも気をつけましょう。
大量に保存することで、庫内の温度を下げてしまいます。
とにかく、細菌が増殖する時間を与えないことがポイントです。
また、調理の際は、常温で食品を長い時間、放置したりせず、作業は迅速に行うようにしましょう。
加熱調理した食品は出来るだけ早く食べるようにしましょう。作り置きなども、この時期は避けたいものです。
10℃以下で保存すると、食中毒原因菌は増殖しなくなります。
さらに、冷凍すると、細菌は死滅はしないまでも増殖はしません。

・食中毒菌を死滅させる。(加熱殺菌・消毒)
⇒細菌は上でも説明したように熱には弱いので、煮たり焼いたりして中心部までしっかりと加熱すれば細菌を死滅させることが出来ます。

以上の食中毒予防3原則を守ることが基本です。

また、細菌が増えるためには、温度、水分、栄養が必要です。細菌を増やさないためには、
この条件を少しでも取り除くことが重要といえるでしょう。

小さなことから気をつけて、しっかりと対策を講じ、食中毒を予防しましょう。

2008年06月04日

嫌な季節を乗り切るために…

いよいよ関東でも梅雨入りが発表されましたね。
雨が多く、洗濯物も乾かないし、ジメジメとして嫌な時期です。
この時期、やはり湿度が高いので、気をつけなくてはいけないのは
湿気対策とカビ対策ですね。
とはいえ、湿度ってそもそも何なのでしょうか。
まずは、湿度の説明から始めてみようと思います。

湿度には相対湿度と絶対湿度というものがあります。
空気中には、常に水蒸気が存在しています。
絶対湿度とは、空気1立方メートル中に含まれる水蒸気の量を「g」で表したものです。

次に相対湿度とは、空気中の水蒸気量が飽和状態(含んでいる水蒸気量が限界になった時)
に比べ、どの程度含まれているかを%で表したものです。
一般に言われる湿度は、相対湿度のことを指します。

空気は暖かいほどたくさんの水蒸気を含んでいて、
冷たいほど少しの水蒸気しか含むことが出来ません。
つまり、一定量の空気に一定量の水蒸気が含まれる場合、
空気の温度が高くなれば、含んでいる水蒸気の限界量が多くなり
相対湿度は低下します。
逆に、温度が低下すれば含みうる水蒸気の限界量が少なくなるため、相対湿度が上昇します。

続いて、湿度と関わりの深い、結露についてご説明します。
冷たい面に接して空気が冷やされ、空気中に含みきれなくなった水蒸気は水滴となります。
これが結露です。
結露は、ダニ、カビの発生原因となります。
結露をなくすためには相対湿度を下げる工夫が必要です。
基本的には室内の水蒸気発生量を減らす(絶対湿度を下げる)ことが必要ですが、
次のような工夫も必要です。

梅雨時などの雨の日は、外気の相対湿度が100%近くに達することがあります。
この時期の室温と外気との温度差はあまりなく、外気をそのまま室内に取り込んでも、
室内の相対湿度は下がりません。
気温があまり高くなく相対湿度が高い時は除湿機を、気温も相対湿度も高い時はクーラーを使うと効果的に除湿することができます。ただし除湿機・クーラーのメンテナンスを怠ると逆効果になることもありますので、注意が必要です。

続いて、梅雨が引き起こす、厄介な4連鎖のお話です。
カビやダニの一番の元は湿気です。湿度は、温度差と空気中の水蒸気に関係します。
雨が多ければ、当然湿度が上がり、カビ・ダニのが好む環境になります。
ダニの好きな温度は25~28℃、湿度は65~85%、カビは温度20~30℃、湿度70%以上、
どちらも高温多湿の環境が好きです。部屋の湿気はカビを呼び、カビはダニを呼びます。
ここでコメントあり、カビ・ダニ対策は梅雨時や夏場がだけでは解決しません、
近頃は、住宅の気密化や暖房の普及により冬場にも発生しています。
梅雨の前にはしっかりと湿気、そしてカビ・ダニ対策をして
梅雨に大発生を防ぐことも大事です。

カビ・ダニの歴史は人類より長く、いわば人間とカビ・ダニは共生してきたと言えるかもしれません。
現代では、住宅や暮らし方の変化によって共生のバランスがくずれ、
健康被害などの問題が起こってきました。

カビとは、正式には真菌といいます。
キノコや、醤油・味噌・清酒に使われる酵母などの発酵を行うカビ、
風呂場や台所などに発生するカビ、食品に発生して中毒を起こすカビなど、
どのカビもこの真菌ということになります。
一方ダニは、虫ではなくクモの仲間で、こちらも湿気を好みます。
大きさは、ダニは200~500ミクロン(注:1ミクロン=10-3mm)、
カビの胞子は20ミクロンと非常に小さい物です。
ダニのフンは約5ミクロンとさらに小さいので、吸い込むと肺にまで入ってしまいます。

カビが引き起こす様々な怖い病気についてですが、
代表的なものに、アレルギー性気管支喘息があります。
カビは、ダニ、ホコリなどと並んで生活環境にある吸入性アレルゲンの。カビがアレルゲンとなり、気管支喘息を引き起こすことはよく知られています。

過敏性肺炎
空調熱や加湿器熱などと呼ばれる過敏性肺炎が増えています。
これはエアコンの冷風や加湿器の蒸気と共に舞い上がったカビを吸い込むことが原因です。

カビ感染症
アレルギーから起こる病気ではなく、カビが原因になって感染が起こる病気です。
水虫のように健康な人がかかるものもありますが、大部分は抗がん剤や抗生物質を長く使っている人など、菌に対する抵抗力の弱まった人に感染します。

 
それでは、カビが発生する条件にはどんなものがあるのでしょうか。
カビが繁殖するには、4つの条件あります。
現代の住宅はアルミサッシ等によって、気密性が高く、またエアコンの普及で、
季節・昼夜を問わず温度差が小さくなり、空気中の水分の逃げ場がありません。
実は、コレ、カビにとっては快適な環境なんです。

カビが繁殖しやすい4つの条件
1. ホコリやアカなどの栄養源
カビは木材や繊維、皮革類からプラスチックまで、どんなものにも取りつく雑食家です。
室内のほこりや手あか等の汚れ、浴室の垢や石けんかすなどは絶好のごちそうになります。

2. 高い湿度
生物にとって水は命の綱。カビも湿気がなくては生きられません。
バクテリアや酵母にくらべると低い湿度(約15%)で育つものもありますが、
やぱりジメジメしたところほど生き生きとしています。
湿度80%を越えるとこれはまさにカビにとってパラダイスみたいなものです。
猛烈な勢いで増殖してしまいます。

3. 20℃~30℃の温度
カビは普通5℃から45℃の間で繁殖します。
20℃を越えると急に元気がよくなり、28℃で一番増殖が盛んになります。
冷蔵庫の中でさえ扉の開け閉めの多くなる夏には15~20℃とカビにとって快適な住まいになってしまいます。

4. よどんだ空気
空気もカビが繁殖するために必要なもののひとつです。カビはタンスの裏や押し入れなどのよどんだ空気を好むネクラ者です。

カビ対策の基本は、換気・除湿・掃除です。
室内にはカビの胞子がいつも浮遊しているもの。それが、温度20~30度、湿度75%以上、栄養分、
この3つがそろうと繁殖します。
したがって、カビ対策も、換気(窓開け、換気扇、通気)、除湿、掃除の3つがポイントです。
カビはダニのエサになるうえ、カビの好きな環境はダニも大好き。
アレルギーの原因として要注意のダニを増殖させないためにも、カビ対策をお忘れなく。

次回は、この時期に特に気をつけたい、O157について書いていきたいと思います。

2008年05月27日

脂溶性ビタミンと水溶性ビタミン

陽射しが強くなってきましたね。
紫外線を浴びるとビタミンを大量に失いますので、
しっかりとビタミンの補給に心がけたいものです。

ところで、ビタミンには水溶性、脂溶性があるのは
皆さんもご存知かと思いますが…。
違いについて、少し説明しますね。

水溶性ビタミンとは、ビタミンCやB群など、
水に溶けやすい性質をもったビタミン類のことを指します。
水溶性ビタミンを含む食品を調理する時は、
茹でたり切ったりして水にさらす 時間はできるだけ短くしましょう。
煮たりする場合は、汁ごととるようにするなど、注意が必要です。
熱に弱い性質もあり、生食もしくは加熱時間を短めにするとよいでしょう。
摂り過ぎた分は尿として体から排出されますので、
摂り過ぎてしまうことはご心配には及びませんが、
体内に貯めておくことが出来ないので、毎日摂取しなければなりません。

次に脂溶性ビタミンについてです。
脂溶性ビタミンはビタミンA、E、D、Kなど、油に溶けやすい性質を持ったビタミンのことを言います。
油と一緒に摂取することにより吸収率がよくなるので、
炒め物などの油を使用する調理方法がおすすめです。
水溶性ビタミンに比べて、熱による損失は少ないのですが、
こちらは摂取後、体内に貯蔵されるため(肝臓や脂肪組織など)、
摂り過ぎは禁物です。

2008年05月22日

夏バテ対策・食事編

昨日に引き続き夏バテについて書いていきます。
今回は、食事の面で気をつけること。

夏、気温の高い中で動いていると普通よりもカロリーもビタミンも消費する量が増えます。
暑いとそれだけで疲れてしまいますから、それは納得ですよね。
夏は、特に栄養のバランスに注意して食事をしたいものですが、
暑さによって食欲もなくなりがちです。
そういうときには無理にたくさん食べようとはせず、
バランスよく質のいい食事をするように心がけたいものです。
良質のタンパク質、エネルギー代謝をよくする働きのあるビタミンB群、
有機酸(クエン酸、お酢など)、ビタミンCをしっかりとることが重要です。

夏バテにはうなぎ、辛い料理が効くというイメージは多くの人が持っているのではないでしょうか。
事実、うなぎはビタミンA、B1、B2を多く含んでいます。
タンパク質やミネラル類、脂質も豊富な食材です。
皆さんもご存知の通り、日本には土用の丑の日にうなぎを食べる習慣がありますが、
土用の丑の日とは、立夏のこと。
この頃は暑さも最も厳しい時期ですので、体力の消耗が激しく、
夏の疲労が溜まりつつあるこの時期にうなぎを食べるということは、
大変効果的ですが、うなぎにはビタミンCがまったく含まれていないので、
同時にビタミンCも一緒に摂取したほうがより効果的です。

また、とうがらしなどのスパイスには発汗作用があり、
発汗をスムーズにしてくれる効果がありますし、
胃液を分泌させ、食欲を増してくれる働きもありますので、
食欲のないときなどにはおすすめ。
ただし、辛いものは食べ過ぎると胃を痛める原因になりますので
適量に留めておきましょう。

さらに、にんにくを食べるとスタミナがつく、というイメージも強くあるかと思います。
炭水化物をあ寝るぎーに変換するのに欠かせない栄養素がビタミンB1です。
うなぎ、豚肉、ニラ、ゴマ、枝豆、玄米などにビタミンB1が多く含まれていますが、
汗や尿で排出されやすく、ストレスを受けるなどによっても減少してしまいます。
ビタミンB1の吸収をよくし、その効果を持続させてくれる働きを持つのがアリシンです。
にんにくやネギ、ニラなどにおいの強い食べ物に多く含まれています。
にんにくそのものがスタミナをつけてくれるのではなく、
スタミナ源となるエネルギーの補給を補助してくれるので、
にんにくはそのものだけを食べるのではなく、ビタミンB1を多く含む食品と
一緒に食べるのが効果的です。

そして、お酢やレモンは疲労回復にいいと言われています。
レモンや梅干しなどの酸っぱい成分はクエン酸です。
人間の体にはクエン酸回路というエネルギーを産出させるメカニズムがあります。
このクエン酸回路がスムーズに回っていれば、体内でエネルギーが作られます。
所が、疲労が蓄積することによって体内に乳酸がたまると、
クエン酸回路がスムーズに回らなくなります。
そこで、クエン酸を摂取することによって再びクエン酸回路が正常に働くようになるのです。
ですから、クエン酸には疲労回復の働きが期待できるため、
疲労に直接作用してくれるというわけです。

次回は、夏バテ予防、疲労回復に効果のあるレシピを当HP上でご紹介します。

2008年05月21日

今から!夏バテ対策

どんどん気温が高くなってきますね。
皆さん、体調管理はしっかりできていますか?
これから梅雨に入ると、ジメジメとして体調も崩しやすくなります。

さて、今回は夏バテについて書いていこうと思います。
まだ早い、と思った人も多いかと思いますが、
早め早めの対策が肝心です。今からしっかりと夏バテしない体作りをしましょう。

まず、夏バテって何でしょうか?
夏バテは病気ではありません。夏の高い気温によって食欲がなくなったり、
だるく感じたり、何もやる気が起きない、といった状態を引き起こします。
こういった体の症状がいわゆる夏バテ、と呼ばれるものです。

夏バテの原因としてまず挙げられるのが気温の高い状態が続くことによるもの。
人間は、熱くなると体の中にたまってしまった熱を発汗などを通じて放散します。
体の体温を一定に維持するためです。
これは自律神経システムによるもので、人間が自動的に行うものです。
日本の夏は高温多湿。
それにより、汗が皮膚上で蒸発しにくい状態になり、体調に影響を及ぼします。
汗が蒸発しないことで、自律神経の不調を引き起こしてしまうためです。
そして、この自動的に体温を一定に保つ機能は、エネルギーを大量に消費してしますので、
このエネルギー代謝をする際に必要なビタミン類も足りない状態になってしまいます。

更に、冷房のきいた室内と、高温の屋外との気温差も自律神経のリズムを壊していきます。
クーラー病、という言葉を聞いたことがある人も多いかもしれませんが、
これも夏バテを引き起こす原因の1つです。
また、クーラーをあちこちで使っていると、室外機からの熱風により、
屋外の体感気温は上がります。
車などの排気ガスも、気温を上げる要因です。
また、現代ではコンクリートジャングルとも呼ばれ、アスファルトの面積が大きいですよね?
昼間、しっかりと熱を吸収したコンクリートは、土とは違い、
なかなか熱を放散できませんので、夜になっても気温が下がらない、
といったことも起こってきます。
それにより、熱帯夜が続き、睡眠不足を招いてしまうのです。
この睡眠不足も夏バテの原因になります。
眠れないと、それだけ昼間の疲労もとれません。
まさに、悪循環です。

睡眠は夏バテに限らず、どの病気予防にも大変重要な役割を果たします。
快適に眠れるための対策をとる必要があります。
特に、疲れやすい夏場は睡眠時間を多くとりたいもの。
少し、寝苦しいなと感じがちですが、眠ってしまうと人間は体温が下がります。
クーラーをつける場合は、27度くらいの設定にしましょう。
また、タイマーなども上手に利用しましょう。
毎日決まった時間に眠る週間をつけることも効果的です。

また、暑いと水分を奪われてしまいますので、
こまめに水分補給をするように心がけましょう。
水分補給には、スポーツドリンクが体液に近い成分ですぐに
体内に吸収されやすいのですが、糖分の多量摂取にもつながりますので、
控えめにしたほうが無難です。
また、アルコールは利尿作用があるので、水分として補給される前に
体外に排出されやすいので、水分補給には適しません。
汗で失われるミネラル分も補給できる水などが理想的です。

そして、汗をかいた後は皮膚がべたついたりとどうしても不快なもの。
汗が蒸発しないで皮膚上にとどまると、べたつくだけではなく、
体内の熱を放散できないので、熱がこもってしまいます。
除湿をするのがよいでしょう。
また、こまめにシャワーなどを浴びて、汗そのものを洗い流すのも
気分もリフレッシュでき、おすすめ。
シャワーを浴びられないときはぬれたタオルやウェットテイッシュなどで
ふきとると、少し改善されると思います。
市販のパウダーが配合されたシートなどでふき取るのも効果的。

最後に、クーラーについての注意点です。
オフィスや電車など、自宅とは違い自分では設定温度の調節が難しい場合、
薄手の上着やひざ掛けなどを用意するといいでしょう。
屋外の気温と室内の気温の差が5度以内が理想的です。
冷やし過ぎないように注意しましょう。
冷えすぎると血行が悪くなり、むくみの原因にもなります。

夏バテ対策には食事も大変重要です。
次回は、夏バテ防止メニューなどをレシピも含め、ご紹介します。

2008年05月13日

頭痛についてのお話

春とは思えないほど冷え込みますね。

今日は私の日頃の悩みの種、頭痛についてお話したいと思います。
毎日継続的に、というわけではないのですが、
よく頭が痛くなることがあります。
いわゆる片頭痛なんですが、一度症状が出てしまうと、仕事もなかなかはかどらず、
結構つらいものです。

所で、一言で頭痛といってもいくtか種類があるのをご存知ですか?
ふと気になって私なりに色々調べてみましたので、ご紹介しますね。

頭痛は痛む箇所が頭ということもあって、何か脳の怖い病気なのかな?
などと不安になることもあるかもしれませんね。
しかし実際に、命に関わる脳腫瘍、くも膜下出血、慢性硬膜下出血などが
原因である頭痛は全体の1%弱、特に慢性的に起こる頭痛の大半は
片頭痛と肩こりからくる緊張型頭痛です。

片頭痛とは、頭の内外の血管に原因がある、
ズキンズキンと脈打つような強い痛みが特徴的な慢性頭痛です。
毎日起こる頭痛を片頭痛と誤解していたり、
頭の片側にだけ起こる頭痛はすべて片頭痛だと勘違いされていることも多いのですが、
起こる頻度は1~2か月に1~2回程度、多い人でも週に1~2回程度であり、
痛みも必ずしも片側とは限らず、両側のこめかみや頭全体に、
嘔吐を伴う程強い症状が認められることもあります。
一旦症状がはじまると、光や音で症状が悪化するため、
ガンガン痛み頭を動かすこともできず、静かに横になっているしかない状態になります。
また、片頭痛には発作の起こる5分から15分くらい前に、視野の一部がかすんだり暗くなったり、
見え方の異常が感じられることもあります。


最近では病院に行けば片頭痛にとてもよく効く薬を処方してもらえるようになっています。
5年ほど前までは片頭痛の激しい痛みを抑える薬はなく、
多くの患者さんは激しい痛みが自然に治まるのを
何時間も待つ以外に対処のしようがありませんでした。
新しい特効薬は、いつでもどこでも口の中で溶かすだけで1時間くらいで痛みから解放されます。
こうした画期的な治療薬も現在ではありますので、
上手に利用したいものです。

慢性頭痛の中でも最も多い緊張型頭痛は、
いわゆる肩こりが原因といわれる頭痛です。
肩こりは精神的ストレスが大きく関わってくることも多いですが、、
肩から首にかけての筋肉の緊張が、頭の周囲にある筋肉まで波及し、
多くは頭全体の締め付けられるような痛み、こめかみ付近の重苦しい痛み、
首から頭の後ろにかけての張るような痛みとして感じられます。
肩こりは筋肉の血の巡りが悪くなり、乳酸などの疲労物質がたまって痛みを引き起こすもので、
長時間パソコンを使って同じ姿勢を続けている人、前かがみの姿勢になりやすい人、
社会的・家庭的ストレスを感じやすい人などがなりやすくなります。


緊張型頭痛には薬局で市販されている一般的な痛み止めの薬がよく効きますが、
薬にばかり頼らず、日常の生活習慣を見直し、改善することも重要です。
リラックスできる時間を出来るだけ作るようにし、体操やジョギング、水泳などの
全身運動をすることが、肩から首、頭にかけての緊張をほぐすのに効果的です。
体をリフレッシュする程度の運動は効果的といえます。

頭痛薬は週に2~3回程度の服用であれば問題ありませんが、
常用をしてしまうと、かえって薬を飲むことによって、
薬物乱用頭痛という病気もありますので、
頭痛薬の服用には十分な注意が必要です。

2008年05月08日

GI値ってご存知ですか?

通称「メタボ健診」が4月から始まり、
食品業界を始めとして糖質ゼロ商品がブームになったり、
ダイエット関連グッズやメタボ対策グッズの売れ行きも好調のようです。
スーパーやバラエティショップなどでも「メタボ対策コーナー」なんかが
設けられている所もよく見かけますし、
ダイエットに対しての関心が今まで以上に高くなってきていると思いませんか?

そこで、今日は最近よく見かける「GI値」についてご説明することにします。
GI値とは、食品を食べた後の血糖値がどのように上昇してその後、
どのように正常値に戻るかを観察し、
変化の様子を分かりやすく数値化したもので、
GI値が低いほど、血糖値の上昇が緩やかで最高値も低いというわけ。

GI値の測定は、複数の人が実際に食品を食べ、
一定時間ごとに血糖値を測定した平均から求められます。
変化の様子を折れ線グラフにし、グラフ内の面積を比較して
(ブドウ糖100が基準)表わすんだそう。
通常、食品には表示がないため、GI値表なしで高低を見分けることは難しいのが現状です。

さて、低GI値なものが健康によいと聞きますが、なぜでしょうか。
食事を摂るとブドウ糖に変わり、グリコーゲンとして血液中に取り込まれます。
それをインスリンが取り囲み、筋肉や肝臓にエネルギーとして送って蓄えます。
しかし、蓄えられる量以上に血糖値が上がってしまうと脂肪細胞になり、
生活習慣病などの原因になることもあります。

低GI値な食品は、野菜や玄米など歯ごたえのあるものが多いことから、
歯が丈夫になり、顔のゆがみやむくみ解消にも効果的です。
さらに、代謝も上がるんだそうですよ。

また、GI値は食べあわせによって変化します。
柑橘類やお酢、牛乳などと組み合わせることでGI値を低く保つことができます。