2011/09/03  東日本大震災チャリティーコンサート
9月3日は903(クエン酸)の日。毎年この9月3日に行われる「クエン酸の日」の会ですが、今年は、3月に起こった東日本大震災を念頭に、今年4月にオープンしたJA共済ビル カンファレンスホールにおいてチャリティーコンサートを実施致しました。また、そこで参加者の皆様にも募金していただくとともに、物販の収益を被災地へ全額寄付。一日で257,277円もの義援金が集まりましたことをご報告致します。

チャリティーコンサートでは、ニューヨーク・シンフォニック・アンサンブル団員のヴァイオリニスト伊藤舞希子氏、および桐朋学園大学出身の音楽家による弦楽四重奏にて、モーツァルト、バッハ、ラヴェル等の名曲が演奏され、参加者約100名が美しい音色に酔いしれました。私たちの理念である「強い元気」を被災者の皆様にお届けしたいという思いのもと、行われたチャリティーコンサート。義援金とともに我われの思いも被災地に届くことを願うばかりです。

安らぎをくれた4人のハーモニー

会場には約100名も参加していただきました

「クエン酸の日」の会の冒頭、日本クエン酸サイクル研究会の田尻昌克会長が挨拶。田尻会長は「3・11の大地震、大津波、そして原子力発電所の大事故、これらにより東北は大変な被害を受けました。テレビを見ていても、被災地は目を覆うばかりの惨状。復興の歩みは遅く、全てを失ってしまった方々はこれからどうしようか考えようもない状況です。今後も引き続き支援の手を途絶えてはなりません。チャリティーコンサートは、そうした思いの下に開催致します。本日の皆様のご厚意は、全て福島の支援のために送られます。どうぞこのコンサートを楽しんでいって下さい」と開催の趣旨を説明しました。
また、この日は田尻会長の誕生日で、日本クエン酸サイクル研究会から花束が贈呈されました。96歳を迎えた田尻会長は「9月3日は、私が選んで生まれた日ではもちろんありません(笑)。たまたま9月3日に生まれ、そしてクエン酸に出会い、クエン酸のおかげで長生きをさせてもらっているのです。今日は本当にありがとうございます」と感謝の気持ちを述べました。

96歳になってもお元気な田尻会長

続いて、早稲田大学常任理事の藁谷友紀先生による特別講演が行われました。自身も福島県の出身である藁谷先生は、震災後、地元いわき市に入ったことに触れ「震災後ようやく入れた地元の風景を見て、呆然と立ち尽くすのみでした」と語るとともに「今何をしなくてはいけないか。まずビジョンを描き、ビジョンに従ってプロセスを考えて行動をとっていくということが通常の手続きなのでしょう。ただ、実際にはそこに住んでいる人がいて、非常に困っている状況が続いています。その中で、中央政府はビジョンについて長々と議論を繰り返すだけ。これはおかしな話で、被災地に住んでいる人にとっては酷なこと。ビジョンとは別に、そこに住む人たちに今何をやらなければならないかをはっきりさせなければいけません。経済政策的に言うと、ビジョンに従った投資と、そこに住んでいる人のために緊急にやらなくてはいけない政策や投資を並行的にやっていかなくてはいけません」と政府に早急な対策を求めました。 さらに「古内亀治朗商店や919JAPANは、心と体を元気にすることを理念とし事業活動に取り組んでいます。我々の社会は、もはや公的部門にすがって何かをしてもらうという状況ではありません。やはり、企業や個人が頑張っていくしかないのです。その中で、古内亀治朗商店と919JAPANが果たす役割は非常に大きなものがあります」と話し、クエン酸を主成分にした「NEW からだ燃える」を製造販売する古内亀治朗商店と919JAPANにエールを送りました。

福島と経済復興について講演する藁谷先生

また昨年10月、日本クエン酸サイクル研究会の逸見晴恵理事が逝去されたことを受け、作家で研究会のメンバーである新井恵美子さんから追悼の辞が述べられました。逸見理事は、エッセイストとして活躍のかたわら、自らの経験をもとに、がんに関する執筆活動や全国各地で講演活動を行うなど精力的に活躍されました。また研究会でも長年にわたり理事を務められ、新井さんとも親交を深めた間柄。新井さんは「いつか帝国ホテルで会合があった時、ホテルに着くまで車で万能細胞のニュースをラジオで聞いていたのですが、たまたまホテルの前で遭遇した逸見さんも『万能細胞ができたわよ』と飛び上がらんばかりに喜んで私に話されたことを今でも覚えています」と逸見理事との思い出を披露し、「万能細胞は逸見さんには間に合いませんでしたが、私たちはあなたが残してくださったさわやかさをいつまでも忘れません」と追悼の辞を述べました。そして、バッハの「G線上のアリア」が演奏され、天国の逸見理事へ捧げられました。

司会を務めていただいた新井さん

会は、メインイベントであるチャリティーコンサートに移り、ニューヨークシンフォニックアンサンブル団員の伊藤舞希子氏および桐朋学園の四重奏(ヴァイオリン、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ)による上質な演奏が披露されました。モーツァルトやヘンデル、ラヴェルなどの名曲で、参加者は素敵な時間を過ごしました。

美しい音色を届けてくれた華やかな演奏者の方々

会場では「NEW からだ燃える」などの物販も行われ、収益は福島へ寄付されました

閉会時、野球評論家でもあり日本クエン酸サイクル研究会の中西太評議員から挨拶があり、「今回は趣向を変えてクラシックコンサートが行われましたが、非常に良かった。私は、香川県の高松第一高校という甲子園にも何回か出場した高校の出身なのですが、最近では、トランペット奏者などクラシック音楽関係の生徒もいっぱい輩出しています。そうした縁もあり、音楽に関しては楽しさをおぼえていたところ、今日は非常にいい機会を設けてもらい、皆さんに感謝致します。今後とも、どうかクエン酸をひとつよろしくお願いしたい」と締めくくりました。

閉会の辞を述べる中西評議員

最後は参加者全員で記念撮影